世界大百科事典(旧版)内のadyārの言及
【ナーヤナール】より
…南インドのタミル地方に,7世紀ころから現れた,一連のシバ派の指導者たちの総称。アディヤールadyārとも称せられる。彼らは,シバ派の聖典であるアーガマを研究,解説する神学者ではなく,叙事詩(《マハーバーラタ》と《ラーマーヤナ》)やプラーナなど,一般民衆にも親しみのある文献を典拠にして,神に対する絶対的な信愛(バクティ)の情感を吐露する熱烈な宗教詩人であった。…
※「adyār」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」