alētheia(その他表記)aletheia

世界大百科事典(旧版)内のalētheiaの言及

【真理】より

…こうした真理観は近世になって生まれた新しい考え方である。【山下 正男】
[真理概念の歴史]
 真理を意味するギリシア語alētheiaは,〈忘却→隠蔽〉という意味のlēthēに〈欠如・否定・剝奪〉の機能をもつ接頭詞aが付されたものであり,〈脱‐隠蔽性〉といった感じの言葉である。こうした言葉をつくった古代ギリシア人にとって真理の原体験は〈隠蔽・仮象を打ち破って,あるがままの存在を顕現させる〉という一種破壊的な体験であったらしい。…

※「alētheia」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android