世界大百科事典(旧版)内のal-Kāmilの言及
【アイユーブ朝】より
…サラーフ・アッディーンの死後,王国は一族の間で分割され,ダマスクス,アレッポ,ディヤルバクルでは,それぞれ半独立の政権が樹立された。第5代のカーミルal‐Kāmil(1177か80‐1238)はこれらの地方君主を抑え,かろうじて王国の統一を保ったが,第7代のサーリフが購入したマムルーク軍のクーデタによって1250年に王朝は滅びた。 軍隊の主力はクルド人とトルコ人マムルークによって構成され,これらの軍人には建国当初からイクターが授与された。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」