世界大百科事典(旧版)内のArchelaosの言及
【マケドニア】より
…アミュンタス1世Amyntas I(在位,?‐前495ころ)はペルシア帝国に服属していたが,その子アレクサンドロス1世Alexandros I(在位,前495ころ‐前450か440)は,ペルシアの敗退後ギリシア人と巧妙な交渉を行い,その子ペルディッカス2世Perdikkas II(在位,前450か440‐前413)は,ペロポネソス戦争の間アテナイとスパルタの戦争に巻き込まれながら勢力拡大に努めた。彼とその弟の女奴隷の間に生まれたアルケラオスArchelaos(在位,前413‐前399)は父の嫡子を殺して王位に就いたが,彼は軍事体系の整備,首都のアイガイからペラへの移転,ギリシア文化の摂取・保護で知られる。彼の死後王位継承をめぐって国内は紛糾し,ギリシア人や周辺部族の介入もそれを複雑化したが,フィリッポス2世(在位,前359‐前336)によってその兄ペルディッカス3世(在位,前365‐前359)以来の王家の力が対内的にも対外的にも強化された。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」