世界大百科事典(旧版)内のArimaspiの言及
【一つ目】より
…大プリニウスは彼らを実在の種族とみなし,人身御供を習慣としたことを《博物誌》7巻に述べている。また同書にはアリマスピArimaspiなる種族が挙げられ,グリフォンの守る地中の黄金を盗み掘る単眼族と説明されている。このように鍛冶,人食い,人身御供,地下の富などと関係づけられた一つ目は,神に仕える者として聖別された不具者や,冥界に通じる条件として目をつぶした巫女など,本来は片目であった人々の伝説化とも考えられる。…
※「Arimaspi」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」