世界大百科事典(旧版)内のavadānaの言及
【仏画】より
…経典に基づくため経変とも称され,つぎのように二大別される。(a)小乗系の説話図 本生図,仏伝図,譬喩(ひゆ)説話(avadāna。仏弟子や在俗信者の過去,現世の優れた行為の物語)の3類があり,インド,西域,中国の壁画に多く描かれる。…
【仏伝図】より
…中国では本行経変(ほんぎようきようへん)ともいう。釈迦の前生の物語の絵画化である本生図,仏弟子や敬虔な信者の過去および現在の物語に取材する譬喩(ひゆ)物語(アバダーナavadāna)図,大乗仏教経典の内容を図示した変相図(大乗経変)とともに,仏教説話図を構成する。インドでストゥーパを荘厳(しようごん)するために欄楯(らんじゆん)や門に本生図とともに表現したことにはじまり,バールフットやサーンチー第1塔のそれが最初期の代表作である。…
※「avadāna」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」