世界大百科事典(旧版)内のBārbadの言及
【ペルシア文学】より
…伝記文学では,ササン朝の創始者アルダシール1世の出生から即位までを,伝統的モティーフを取り込みながら物語る《カールナーマグ・イー・アルダシール・イー・パーパガーン(パーパクの子アルダシールの行伝)》がよく知られている。吟遊詩人,宮廷詩人としてバールバドBārbad以下の名が伝えられているが,作品は残されていない。パルティア期に由来する英雄叙事詩《アヤードガール・イー・ザレーラーン(ザレールの回想)》は,彼らの手によって語り継がれてきたものである。…
※「Bārbad」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」