世界大百科事典(旧版)内のBehçet,H.の言及
【ベーチェット病】より
…1937年にトルコの皮膚科医ベーチェットHulusi Behçet(1889‐1948)が報告した疾患で,前房蓄膿性虹彩炎,口腔アフタ,陰部潰瘍を主徴とする。欧米では症候群syndromeとして扱われるが,日本では独立疾患として扱われている。自己免疫疾患の一つで,上記の3主要病変だけでなく,全身に多彩な病変が反復して表れ,慢性の経過をたどる。このうち,口腔と陰部のアフタ性潰瘍,結節性紅斑様皮疹などの皮膚症状,血栓性静脈炎,前房蓄膿性虹彩炎などの眼症状の4主要病変のあるものを完全型,1~2の病変を欠くものを不完全型という。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」