世界大百科事典(旧版)内のblackflyの言及
【オンコセルカ】より
…腫瘤内の雌虫からミクロフィラリア幼虫が産出され,これが眼球に侵入し,結膜炎や角膜炎をおこし,さらに網膜や視神経も侵されると失明の原因となることがある。中間宿主はブユblackflyで,吸血によって摂取されたミクロフィラリアはブユの胸筋内で発育してヒトに感染可能な段階の幼虫となる。オンコセルカ症を媒介するブユのおもな種類は,アフリカではSimulium damnosumおよびS.naevi,グアテマラやメキシコ南部ではS.ochraceum,S.metallicum,S.callidumなど,ベネズエラではS.metallicumである。…
【ブユ(蚋)】より
…双翅目長角亜目ブユ科Simuliidaeに属する昆虫の総称。英名はblack flyまたはbuffalo gnat。標準和名はブユであるが,実際にブユと呼んでいる地方は少なく,東日本ではブヨ,西日本ではブトと呼ぶ地方が多い。…
※「blackfly」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」