世界大百科事典(旧版)内のboulderingの言及
【ロッククライミング】より
…そして,結果的にはこれがそのまま,1960年代後半から70年代にわたっての,ヨーロッパ・アルプス岩壁での日本人クライマーたちの活躍につながった。 1960年代になってアメリカのヨセミテなどにみられるように,困難度の高い岩壁登攀そのものを目的にしたものや,旧ソ連(現ウクライナ)のクリミア半島ヤルタの黒海に面した岩場で76年から隔年に開催されてきた,設定された困難なルートでの登攀スピードを争う国際競技会や,河原にある大岩など小範囲の壁に自分で制約を設け,微妙なバランスや摩擦を用いて登るボルダーリングboulderingなど,岩登りそのものの多様化が進み,ヒマラヤなどの高所登山の中での岩壁登攀とあいまって,いっそう岩登りそのものを目的とするようになり,新しい技術的な展開をみせている。
[技術と用具]
岩登りも足で歩くことが基本である。…
※「bouldering」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」