世界大百科事典(旧版)内のbracchiumの言及
【腕】より
…ヒッポクラテスは《骨折論》その他でpēchysとともにbrachiōnをもっぱら前腕の意に用いたが,アリストテレスは《動物誌》に腕brachiōnは肩,上腕ankon,ひじ,前腕pēchys,手から成ると述べて,brachiōnの意のあいまいさをみせた。ラテン語で上腕はlacertus,前腕はbracchiumである。オウィディウス《転身物語》にアポロがダフネを賞するくだりで〈彼は(ダフネの)指と手と前腕bracchiumと半ば以上あらわになった上腕lacertusとを褒めた〉とある。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」