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チュウ

デジタル大辞泉の解説

ちゅう【肘】[漢字項目]

常用漢字] [音]チュウ(チウ)(呉)(漢) [訓]ひじ
ひじ。腕の関節部分。「掣肘(せいちゅう)

ひじ〔ひぢ〕【肘/×肱/×臂】

上腕と前腕とをつなぐ関節部の外側。「―で小突く」
肘のように折れ曲がって突き出ているもの。「椅子の―」

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百科事典マイペディアの解説

肘【ひじ】

上腕から前腕への移行部。肘(ちゅう)関節とこれを取り巻く筋や(けん)がある。後面には尺骨上端部の肘頭があって曲げると特に突出する。前面に浅いくぼみ(肘窩(ちゅうか))が見られ,ここには皮静脈が著明で,よく静脈注射に利用される。

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世界大百科事典 第2版の解説

ひじ【肘 elbow】

上腕と前腕との移行部で,内部は肘(ちゆう)関節となって,上腕骨が前腕の橈骨(とうこつ)および尺骨と連結するところである。後面は尺骨の肘頭に相当して突出しているが,前面はへこんで〈肘窩(ちゆうか)〉となっている。肘窩では,上腕二頭筋(力こぶの筋)の腱をよく触れることができるし,またこの腱の内側では上腕動脈の拍動を触れる。ひじの前面には〈尺側皮静脈〉〈肘正中皮静脈〉などがあり,静脈内注射や採血にはこれらの静脈が選ばれる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説


ひじ

上腕部と前腕部との中間の部分をさすが、その範囲は明確に境されているわけではない。解剖学的には前肘(ぜんちゅう)部、後肘部および肘窩(ちゅうか)に区分する。屈曲側が前肘部で、中央の軽くへこんでいる部分が肘窩である。伸側が後肘部で、肘を屈曲したときにいちばん突出している部分を肘頭という。この肘頭は尺骨(しゃくこつ)の頭端の部分に相当する。肘窩の形状は逆三角形で、底辺の位置は、肘部の両側にもっとも突出した部位を結んだ線(上顆(じょうか)線という。上腕骨の遠位骨端部の外側上顆と内側上顆を結んだ線)である。また両側は、腕橈骨(とうこつ)筋内側縁と円回内筋外側縁とに囲まれた部分となる。肘窩に指を触れると、上腕二頭筋の硬い腱(けん)に触れることができる。この腱の内側では上腕動脈の拍動を感じることができる。肘窩の表層には肘正中皮静脈という皮下静脈が走り、静脈内注射や採血などに用いられる。肘の運動に関与する肘(ちゅう)関節は2個の蝶番(ちょうつがい)関節と1個の車軸関節で構成されている。すなわち、蝶番関節である腕尺関節・腕橈関節と、車軸関節である上橈尺関節とが関節包に包まれているわけである。なお、一般用語で肱や臂も「ひじ」と読むが、臂は肩から手首まで、肱は臂の下半部、肘は臂が突出する部分をさすという。[嶋井和世]

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世界大百科事典内のの言及

【関節】より

…関節包は2枚の膜から成る。外側の膜を繊維膜といい,これは骨の表面を覆う骨膜のつづきで,関節包のところではこの骨膜がひじょうに厚くなって関節包をつくっている。骨膜はおもに膠原(こうげん)繊維でできているから,関節包の繊維膜もその本体は膠原繊維である。…

※「肘」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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