世界大百科事典(旧版)内のbranneriteの言及
【ウラン鉱物】より
…このためウランを含む鉱物種は多く,主成分とするものだけでも約140種ある。主要鉱石鉱物は,U4+を含む種にはセンウラン鉱UO2(ピッチブレンドはこの変種),コフィン石coffinite U(SiO4)1-x(OH)4x,ブランネル石brannerite(U,Ca,Th,Y)(Ti,Fe)2O6などがあり,おおむね黒~暗褐色で比重が大きい。U6+を含む種にはリン灰ウラン石Ca(UO2)2(PO4)2・10~12H2O,リン銅ウラン石Cu(UO2)2(PO4)2・10~12H2O,ウラノフェンuranophane Ca(H3O)2(UO2)2(SiO4)3・3H2O,カルノー石K2(UO2)2(V2O8)・3H2Oなどがあり,黄,緑系統の鮮やかな色のものが多く,微晶が母岩中に散点したり,皮膜となって割れ目を覆ったり,堆積岩中の植物片を置き換えたりして産する。…
※「brannerite」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」