世界大百科事典(旧版)内のBreitenfeldの言及
【グスタブ[2世]】より
…それまでの志願兵にかえて,1人の選抜兵を出す10人組を組織するとともに,機動性と集中力を重視し,そのため略奪を禁ずる厳格な軍紀を定め,軽量速射の砲の開発,軽装兵備および兵站部の分離をとりいれ,しばしば数倍する鈍重な敵を破った。とくに,1631年9月7日のブライテンフェルトBreitenfeldの戦における名将ティリー指揮下のカトリック軍にたいする勝利は,それまでカトリック・皇帝軍側に圧倒的に有利だった全戦局を転換させた。皇帝はワレンシュタインを再起用し,リュツェンLützenの会戦はスウェーデン軍が優勢だったが,グスタブ2世は戦死した。…
※「Breitenfeld」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」