世界大百科事典(旧版)内のCakravartirājaの言及
【転輪聖王】より
…この王が世に現れるときには天の車輪が出現し,王はその先導のもとに武力を用いずに全世界を平定するとされるところから,この名がある。サンスクリットのチャクラバルティンCakravartinまたはチャクラバルティラージャCakravartirājaの訳。仏典では,この王は輪宝,白象(びやくぞう)宝,紺馬(こんめ)宝などの七宝を有し,また仏と同じ〈三十二相〉(32の身体的特徴)を備えているとされ,世俗世界の主として,真理界の帝王たる仏にもたとえられる地位を与えられている。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」