世界大百科事典(旧版)内のcandlenutの言及
【灯火】より
…回遊性のこの魚は脂肪分が多く,乾燥させたものを棒の先端の割れ目に挟み,尾のほうから点火すると明るく燃えることから,照明として用いられた。またポリネシアには,アブラギリの実(キャンドルナッツcandlenut)をココヤシ小葉の葉軸にいくつもくし刺しにした松明がある。
[ろうそく]
樹脂を樹皮などにしみこませた松明は,技術的にみればろうそく――固形脂肪を中心部の芯によって燃やすもの――の先駆とみることができるが,その出現は文明の所産であった。…
※「candlenut」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」