世界大百科事典(旧版)内のCassythaの言及
【スナヅル】より
…草質の茎をもったクスノキ科の寄生性つる植物で,世界の熱帯から亜熱帯に広く分布する。とくに海岸に多い。茎は黄緑色,黄褐色または褐色,径1~2mmのひも状で,よく分枝する。小さい吸器を出して木や草に寄生し,もつれたひものように寄主をおおう。吸器を通じて多くの栄養を寄主から得るが,葉緑体をもち,光合成も行う。葉は小さく退化した鱗片状で,茎に疎に互生し,一見,無葉にみえる。花序は長さ2~5cmの穂状で,鱗片葉の葉腋(ようえき)に生じ,数個~十数個の淡黄色の小花をつけ,花序の下方の花から順に開く。…
※「Cassytha」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」