世界大百科事典(旧版)内のCempoalaの言及
【トトナコ】より
…家々が密集した村落を形成する高地民は,自給的なトウモロコシ,豆,カボチャの栽培と家禽飼育に従事するが,低地民は散在する農家に住み,自給用食料のほか商品作物やはちみつ,バニラなどを生産し,経済的にはやや豊かである。1519年スペイン軍がメキシコ湾岸に上陸した時,低地トトナコの町センポアラCempoalaの首長は戦いを挑まずに降服し,流血を避けた。原住民の神殿を改築して,メキシコ地方最初のカトリック教会が建立されたのも,センポアラである。…
※「Cempoala」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」