世界大百科事典(旧版)内のceruloplasminの言及
【ウィルソン病】より
…角膜に生じた銅沈着による緑色の輪はカイザー=フライシャー輪Kayser‐Fleischer ringと呼ばれ,この病気に特徴的な所見である。組織中への銅沈着の増加は,患者血清中のセルロプラスミンceruloplasmin(銅と結合し,運搬するタンパク質)が少ないことが最大の原因とされている。治療は,銅と結合しその糞便中への排出を増加させる作用を有するD‐ペニシラミンの長期投与による。…
※「ceruloplasmin」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」