世界大百科事典(旧版)内のchromaticismの言及
【半音階】より
…半音階の歴史は古く,すでに古代ギリシアでは3種のテトラコルドの一つとして存在した。中世のヘクサコルドの体系では,臨時記号の前身ともいうべきムジカ・フィクタによってその用法が徐々に拡大され,ルネサンス,バロックでは歌詞内容の大胆な表出と結びついて,いわゆる半音階主義chromaticismを生み出した。とくに極端な例は,ルネサンス後期16世紀後半のイタリアのマドリガーレ(マドリガル)にみられる。…
※「chromaticism」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」