世界大百科事典(旧版)内のchumの言及
【住居】より
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[シベリア狩猟民の天幕チュム]
シベリアの広大な部分を占める森林ステップとタイガ地帯は古来から狩猟民の世界であり,たとえば,この地域にもっとも広く分布するエベンキ族(狭義のツングース族)は一年中獲物を求めて移動生活を送っていた。その住居のチュムchumは,4~5本の太い棒を上部で結び合わせて主柱とし,これに10~40本の細木を円錐形に立てかけて骨組みとし,高さは2~4m,直径は3~6mであった。この骨組みを夏はシラカバ樹皮,冬はセーム皮(カモシカ,シカのもみ皮。…
※「chum」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」