世界大百科事典(旧版)内のDhūNuwāsの言及
【イエメン】より
…コーラン34章16節に記された大洪水はマーリブのダムの決壊のことと解され,イエメンの灌漑農業の荒廃を象徴的に物語る。最後のヒムヤル王ズー・ヌワースDhū Nuwās(在位487‐525)はユダヤ教に改宗し,ナジュラーンのキリスト教徒を虐殺した。ビザンティン皇帝の要請を受けたアクスム王は,イエメンに出兵してズー・ヌワースを殺し,その後アビシニア(エチオピア)のイエメン支配が続いた。…
※「DhūNuwās」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」