世界大百科事典(旧版)内のdoglegの言及
【ロケット発射場】より
…地球表面での仮想的人工衛星速度7.905km/s(第一宇宙速度)に対し,赤道直下で真東に発射する場合,地球自転周速度の分(0.464km/s)だけロケットの燃料を節約できるのは大きな利点である。さらに衛星の軌道傾斜角(衛星軌道面と赤道面のなす角)は,ロケット発射後に方位を曲げる(イヌの脚のような形に軌道を曲げることからドッグレッグdoglegと呼ぶ)ことをしないかぎり,発射点の緯度の値より小さくはできないという制約がある。これに対して発射点の緯度が赤道直下(緯度0゜)であれば,理論的には任意の軌道傾斜角をもった衛星を打ち上げることができる。…
※「dogleg」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」