世界大百科事典(旧版)内のEcheverríaÁlvarez,L.の言及
【メキシコ】より
…しかしその奇跡の陰に忍びよっていた諸問題は,1970年代に至り,石油危機の影響とあいまって経済危機をもたらした。 エチェベリアLuis Echeverría Álvarez(1922‐ )政権(1970‐76)は国内的には労働者,農民寄りの政策をとって民間経済界と対立し,対外的には外資規制法の制定や国連を舞台とした第三世界外交によってアメリカ合衆国などの先進諸国の反感を招いたため,経済は停滞傾向をたどり,不況による失業の増大やインフレなどの問題が顕在化した。そこで政府は外国から多額の借款を導入し,公共部門主導の政策によって経済を再建しようとしたが,第1次石油危機により事態はいっそう深刻化した。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」