世界大百科事典(旧版)内のEnetsの言及
【サモエード諸語】より
…サモエード語派は北方語群と南方語群に分かれる。 ロシアにおける現在の公称と括弧内に従来用いられた旧称をあげれば,北方語群には(1)ネネツNenets語(ユラク・サモエードYurak‐Samoyed語),(2)エネツEnets語(エニセイ・サモエードYenisei‐Samoyed語),(3)ガナサンNganasan語(タウギ・サモエードTavgi‐Samoyed語)がある。ネネツ語は北東ヨーロッパから西シベリアの北極海沿い,北ドビナ川からエニセイ河口にわたる広い地域で約2万9000人によって話されている(ネネツ族)。…
【サモエード諸族】より
…人口3万4000(1979)。言語・文化的に北方群(ネネツ族,エネツ族Enets,ガナサン族)と南方群(セリクープ族)に分かれる。南方群には,話者を失って消滅したカマス,カラガス,コイバル,モトル,ソヨート,タイギ(これらすべてを総称してサヤン・サモエードという)も加えることができる。…
※「Enets」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」