世界大百科事典(旧版)内のEuphuismの言及
【リリー】より
…ギリシア王子とイタリア王子の,旅,友情,仲たがい,恋のさやあて,和解などを語るもので,筋は単純だが,文体に著しい特徴があった。すなわち技巧的な対句を重ね,これをさらに技巧的な頭韻で強調しつつ,多彩な学識を総動員する美文調で,すぐに〈ユーフュイズムEuphuism〉とからかい半分に呼ばれるようになった。劇作家としては喜劇にすぐれ,たくみな散文を多用した。…
※「Euphuism」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」