世界大百科事典(旧版)内のEuropoortの言及
【ロッテルダム】より
…なおロッテルダムは,ヨーロッパ最大の石油輸入基地であり,ここからドイツのケルン(1960完成),ベルギーのアントワープ経由,ワロン地方のフリュイまで(1971),さらにオランダ国内のアムステルダムへと3大パイプラインが敷かれている。 ロッテルダム地区の工業は,戦前は,造船・造機や食品に限られていたが,戦後オランダの工業化計画の中でこの地域が最重点地域に選ばれ,ムーズ川南岸のユーロポールトEuropoort臨海工業地帯(1958‐69建設)に,欧米の石油化学企業が進出している。 ロッテルダムは,第2次大戦初頭,1940年5月のドイツ軍の爆撃によって17世紀以来の旧市街のほとんどを破壊され,戦後近代建築の技術をこらした新都市に生まれ変わった。…
※「Europoort」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」