世界大百科事典(旧版)内のEurynomēの言及
【卵】より
…したがって,卵を隠喩とした宇宙開闢(かいびやく)論の影響は近世にまで及んでいる。これら卵生神話の例はおびただしいが,ギリシア神話には,豊饒(ほうじよう)の女神エウリュノメEurynomēが巨蛇の姿をとる神オフィオンOphiōnに犯され,ハトに身を変えて宇宙卵を産んだ話がある。この卵は後に巨蛇に抱かれ,そこから秩序宇宙(コスモス)が孵化したという。…
※「Eurynomē」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」