世界大百科事典(旧版)内のfoireの言及
【アンシャン・レジーム】より
…そのため職人層は,親方とは別の組織をつくろうとし,両者の間に抗争が激化した。 町には〈週市marché〉が立ち,ときには〈大市foire〉が開かれた。市(いち)が立つ日には,小麦の大袋を馬の背に積む農民や,村では手に入らない道具などを求めてやってくる近隣の村人たちでにぎわった。…
【定期市】より
…週市は日曜日のミサのあとや祭日に開かれることが多かった。市を意味するメッセMesse(ドイツ語),フェリアferia(英語,スペイン語),フォアールfoire(フランス語)はみな礼拝の意味であり,礼拝に集まってくる人々を対象として開かれたために市も同じ名で呼ばれたのである。市場設立の特許状がまず教会と修道院に与えられたのも,巡礼地の教会の前庭がしばしば市場となっていたことと関連がある。…
※「foire」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」