Fulbertus(その他表記)Fulbertus

世界大百科事典(旧版)内のFulbertusの言及

【シャルトル学派】より

…シャルトルに形成された中世哲学の学統。シャルトルはパリの南西にあり,6世紀に修道院がおかれ,司教フルベルトゥスFulbertus(960ころ‐1028)のときに付属学校が開かれて自由学芸の活発な展開を見,12世紀には当時のプラトン研究の中心をなすまでになった。シャルトルのベルナールはプラトンの《ティマイオス》に従って自然有機体説をとなえ,ベルナルドゥス・シルウェストリスはこれに生命を与える〈宇宙霊魂〉を神的なものに高めて汎神論的傾向をおびるに至った。…

【フュルベール】より

…初期スコラの神学者。ラテン名はフルベルトゥスFulbertus。フランスのピカルディー地方に生まれて,990年シャルトル大聖堂の尚書となり,1006年同地の司教となった。…

※「Fulbertus」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

グリーンランド

北大西洋にある世界最大の島。デンマーク自治領。中心地はヌーク(旧ゴートホープ)。面積217万5600平方キロメートルで、全島の大部分は厚い氷に覆われている。タラ・ニシンなどの漁業が行われる。グリーンラ...

グリーンランドの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android