世界大百科事典(旧版)内のFutharkの言及
【ルーン文字】より
…ルーン文字が形態的に直線的で鋭角的なのは,元来小刀など鋭利な道具を用いて木に刻まれたことによると考えられる(現代ゲルマン語の〈本〉を意味する単語,すなわち英語book,ドイツ語Buch,デンマーク語bogなどの形は,ルーン文字がブナbeech,Buche,bøgの木片に刻まれたことを示唆する)。 ルーン文字体系(最初の6字から〈フウスアルクFuthark〉とも称される)は,24字の〈古ルーン文字〉と,16字の〈新ルーン文字〉の2種に大別される(図参照)。 古ルーン文字はゲルマン共通の体系で,現在知られる最古の資料としては,ノルウェー・オップラン州エーブレ・スタブ出土の槍の穂先(2世紀後半。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」