世界大百科事典(旧版)内のHakenkreuzの言及
【十字】より
…古代では正十字に次いで最も広く用いられ,右旋と左旋があり,右旋は白魔術,吉祥,進行など,左旋は黒魔術,降魔,退行などを意味する。なお,鉤十字の一種でよく知られたものにナチスの標章ハーケンクロイツHakenkreuzがある(図)。 このように十字は太陽,月,星,空,水,火,風,大地,雷電,生命の樹,豊饒,破壊と創造,復活と救済,吉祥,繁栄,超越,中心,統合などの象徴として古代から最も広く用いられてきた図形であり,方向性と中心を示すことによって,混沌から秩序を生みだす機能をもつものと考えられる。…
※「Hakenkreuz」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」