世界大百科事典(旧版)内のHeterotropaの言及
【カンアオイ(寒葵)】より
…観賞用に栽植されるウマノスズクサ科の常緑多年草。短縮し分枝した茎の先端から1~2枚の葉を出し,株をつくり群がる。葉はやや肉厚,ほこ形卵形で長さ6~10cm,全体が濃緑色のものや,いろいろな形の斑紋の発達したものがあり,多彩である。葉柄は紫色を帯びるが,色素をなくした緑色のものもある。葉間から,短い花梗をつけた花をつける。花被は3枚で,基部は合着し,完全な円筒をつくり,上部は3裂し開出する。筒状部の内壁には通常9本の縦に通る突出したしわと,それを階段状につなぐしわを有する。…
※「Heterotropa」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」