世界大百科事典(旧版)内のHypochoerisの言及
【ブタナ】より
…牧場や都市の荒地にはえるキク科の多年草(イラスト)。ヨーロッパ原産の帰化植物で,日本への侵入は1930年代初期に気づかれた。とくに北海道に多い。英名はcat’s‐ear,gosmore,California dandelion。羽裂する葉が根生してロゼットをなし,切ると白色の乳液が出る。春に長さ50cmほどの花茎を上げ,鮮黄色の頭花をつける。頭花は舌状花のみからなり,径3~4cm。一見,タンポポ属に似るが,葉には黄褐色の硬い毛が密生し,花茎は分枝して黒色の鱗片がつく点が異なる。…
※「Hypochoeris」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」