世界大百科事典(旧版)内のIsatisの言及
【タイセイ(大青)】より
…中国原産の多年生のアブラナ科植物で,江南大青(こうなんたいせい)と呼ばれ,インジゴを含み,アイとともに染料に用いられたようである。江戸時代に中国から渡来して,幕府の薬園であった小石川植物園に植えられたという。タイセイ属Isatisはアジア,ヨーロッパ,アフリカから30種近くが報告されているが,分類のむずかしい仲間で,まだかなり混乱があるようである。 ホソバタイセイI.tinctoria L.(英名dyer’s‐woad)はヨーロッパや西南アジア原産の越年草で,タイセイと同様,染料に用いられた。…
※「Isatis」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」