《Itala》(その他表記)Itala

世界大百科事典(旧版)内の《Itala》の言及

【ウルガタ】より

…382年教皇ダマススDamasusの命により,当時最大の碩学ヒエロニムスが中心となって従来行われていた種々の古ラテン訳の不統一を正すことになった。新約のほうはすでに用いられていた《イタラItala》とよばれるイタリア訳を多少修正するにとどめ,386年ごろに一応終了したが,ヘブライ語から訳した旧約の翻訳にはパレスティナのユダヤ人等の助けをかり405年ごろ完成したという。聖書本文批判の上では,他の古代語訳とともに聖書本文の決定に傍証を与えるという,やや消極的な価値をもつにとどまるが,中世ヨーロッパを通じ,〈唯一の聖書〉として14世紀末の〈ウィクリフ派英訳聖書〉などの各国語訳の底本となったこと,また中世ヨーロッパ文化の根源となった点できわめて重大な意味をもつ。…

※「《Itala》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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