世界大百科事典(旧版)内のKallipygosの言及
【しり(尻∥臀)】より
…女性の尻は豊かに盛り上がり生殖と豊穣を象徴する。フランスのローセル出土のグレート・マザー(大地母神)のレリーフ,シルイユ出土の女体像,オーストリアのウィレンドルフ出土の女身像など,いずれもまるまると隆起した尻をもつものをビーナス像ともいうのは,ビーナス(ウェヌス)に相当するギリシアの美神アフロディテを別名カリピュゴスKallipygos(〈美しい尻をもった〉の意)と称したからである。アフロディテ像はみな,大きく美しい尻をもっている。…
※「Kallipygos」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」