世界大百科事典(旧版)内のKetangalanの言及
【高山族諸語】より
…ルカイ語Rukaiはおそらくツォウ語群に近い関係にあると考えられるが,なお精査を要する。北部および北東部のバサイ語Vasay,ケタガラン語Ketangalan,クバラン語Kavalanの言語学的位置はまだ不明である。 高山族諸語は,たとえば*tと*c(*は再構形であることを示す),*nと*łの区別や*qを[q]として発音するなど,ほかのすべての同系言語で失われてしまった南島祖語の音体系をよく保存しており,アウストロネシア比較言語学上,非常に重要な位置を占めるが,教育やラジオ,テレビなどが普及したため若年層は北京語を日常話すようになり,固有の言語は急速に消滅しつつある。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」