世界大百科事典(旧版)内のKunstphilosophieの言及
【芸術学】より
…こうしてシェリングは芸術研究を基礎づけるのは哲学しかないとし,ヘーゲルは在来の経験的芸術研究と抽象的な美の哲学を統合して美学を〈芸術の学〉と定めている。その後も近くはクローチェにみるように,本来の美を芸術にしか認めぬ学説では,美学がまさしく芸術学であり芸術哲学Kunstphilosophieであることになる。ひろく通用する芸術学の語に包括的体系性が感じられるのは,このような哲学的動向に支えられてのことである。…
※「Kunstphilosophie」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」