世界大百科事典(旧版)内の《Kural》の言及
【カンバン】より
…アーリヤ文化の南インドへの浸透が最高潮に達したチョーラ王朝のころに活躍した。彼の作品は,サンスクリットの叙事詩《ラーマーヤナ》(バールミーキ作)をモデルとしているが,それの単なる翻訳にとどまらず,サンガム文学の抒情的性格,箴言集〈クラルKural〉の高い倫理性,ナーヤナールやアールワールの宗教的情熱を受け継いだタミル長編文学の最高傑作となっている。《ラーマの降臨》は,また《カンバンのラーマーヤナKamparāmāyaṇa》とも呼ばれる。…
【ティルバッルバル】より
…南インド,タミル文学の代表的古典《クラルKural》の著者。5世紀ころの人。…
※「《Kural》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」