世界大百科事典(旧版)内のlavradorの言及
【モラドール】より
…歴史的には,17,18世紀,ブラジルの北東部の奴隷労働に基づく砂糖農園(エンジェーニョ)の成立,発展の過程で現れる。農場主を頂点とし,奴隷を底辺として構成される農場社会にあって,農業生産部門では,ラブラドールlavradorとモラドールは,主要な中間層を構成した。ラブラドールは,植民のための分与地(セズマリア)を入手し製糖場を建設するだけの資格または資金のない白人植民者(農場主の子息や兄弟であることが多い)で,農場内で借地しサトウキビ栽培を行う刈分農(分益農)である。…
※「lavrador」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」