世界大百科事典(旧版)内のMarmoutierの言及
【マルティヌス】より
…ポアティエ司教ヒラリウスのもとで聖職者となり,ミラノおよびイリュリクムでアリウス派の勢力と戦ったのち,360年ごろポアティエ近郊にガリア最初の修道院といわれるリギュジェLigugé修道院を設立した。372年トゥール司教になると同時に設けたマルムーティエMarmoutier修道院では聖職者の養成と伝道を行い,教勢はガリア北東部に及ぶ。5世紀中ごろから彼の聖遺物崇拝の流布とともに名声が高まり,507年クロービスの西ゴート戦での勝利は彼の霊の導きによるものとされ,これ以来,フランク王国の守護聖人となった。…
※「Marmoutier」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」