世界大百科事典(旧版)内のMatronaliaの言及
【ユノ】より
…またカピトリウム丘の北側の頂上にある彼女の神殿ではモネタMoneta(〈忠告者〉)と呼ばれたが,のちここに貨幣鋳造所が置かれたため,彼女の称号は貨幣の意となり,英語moneyなどの語源となった。 彼女の祭儀のうち,大祭は旧暦の元日にあたる3月1日のマトロナリアMatronalia祭で,この日,女性たちは奴隷に食事を供し,既婚女性が既婚男性から贈物を受けた。また7月7日のノナエ・カプロティナエNonae Caprotinaeの祭では,婢女たちがイチジクの木の下で石合戦をし,卑わいなことばでお互いをののしりあって遊んだ。…
※「Matronalia」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」