世界大百科事典(旧版)内のMegaraの言及
【ヘラクレス】より
…その後,アンフィトリュオンその他から武芸と音楽を習ってりっぱな若者に成長した彼は,テーバイ南方のキタイロン山にすむライオンを退治して最初の手柄をたて,以後,その皮をまとい,口を開いたライオンの頭を兜にした。次いで,テーバイが毎年貢納の義務を負わされていたオルコメノスの王を倒すと,その功によりテーバイ王クレオンKreōnから王女メガラMegaraを妻に与えられたが,数年後,ヘラによって気を狂わせられ,メガラとの間にもうけた子どもたちを殺してしまった。このため彼は生地を去り,隣国で罪を潔(きよ)めてもらったあと,デルフォイに赴きアポロンの神託をうかがった。…
※「Megara」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」