世界大百科事典(旧版)内のMegophrysの言及
【カエル(蛙)】より
…ピパ科Pipidaeはアフリカ産ツメガエル類と南アメリカ産コモリガエル類Pipaなどを含み,いずれもまったくの水生種。そのほかオーストラリアの乾燥地帯に生息するカメガエル科Myobatrachidaeや,南西諸島にも分布するヒメアマガエルMicrohyla ornataをはじめ小型種の多いヒメアマガエル科Microhylidae,眼の上に角状突起をもち,枯葉そっくりのアジアツノガエル類Megophrysを含むペロバテス科など変異に富む。ペロバテス科にはヨーロッパ産スキアシガエル類Pelobatesや北アメリカ産アメリカスキアシガエル類Scaphiophusがあり,これらのカエルは後肢にある特大の隆起を用いて,すばやく土を掘って潜る。…
【ツノガエル(角蛙)】より
…カエルには珍しく攻撃的で人の指にもかみつく。 東南アジアにはスキアシガエル科で眼の上に突起をもつアジアツノガエル属Megophrys(イラスト)が生息し,またソロモン諸島にはアカガエル科のソロモンツノガエルCeratobatrachus guentheriがおり,地域も系統も異にする種が相似の形態となる生物の並行進化の一例を示している。【松井 孝爾】。…
※「Megophrys」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」