世界大百科事典(旧版)内のmelatonineの言及
【体色変化】より
…松果体が光受容体として働く場合には背地効果は生じない。この器官は黒色素胞内の顆粒を凝集させる作用をもつメラトニンmelatonineを産生,分泌する内分泌器官でもある。外界が明るいときは,このホルモンの分泌は抑制されているが,暗所では分泌されるので体色が明化する。…
【内分泌腺】より
…系統発生学的に考えて,精巣,卵巣は性細胞を形成するのが元来の機能であり,性ホルモンの分泌機能は進化の途上獲得されたものであろう。(10)松果腺 哺乳類,鳥類の松果体はメラトニンmelatonineを分泌し,腺構造をもつので松果腺とも呼ばれるが,爬虫類,両生類,魚類ではまだ光感覚器官で内分泌腺ではなく,松果体と呼ぶ。メクラウナギ類では存在しないといわれる。…
※「melatonine」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」