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体色変化 たいしょくへんかmetachrosis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

体色変化
たいしょくへんか
metachrosis

主として色素胞の働きによって動物体色が変ること。これに関与する筋肉,神経などを合せて体色実行器系と呼ぶ。体色の変化の多くは体外からの刺激に対して,一部は内部刺激の応答として起る。眼などの光受容器を介する光刺激が体色変化の引き金となる。体色変化の生物学的意義は外界の色または模様に自己の輪郭をまぎれこませる保護色や,異性を求める信号としての婚姻色が,主である。保護色の場合,エビ,カメレオンアマガエルの体色変化やカレイの黒の濃淡および模様の変化のように可逆的なものと,アゲハの蛹が背景次第で褐色あるいは草色になるときのように固定的な場合とがある。

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デジタル大辞泉の解説

たいしょく‐へんか〔‐ヘンクワ〕【体色変化】

動物の体色が変わること。特に保護色などのように能動的、規則的な変化をいい、色素拡散集中増減によって起こる。

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世界大百科事典 第2版の解説

たいしょくへんか【体色変化 color change】

主として色素胞の活動により動物の体色が変化すること。動物の個体あるいは種族維持にとって重要な意義をもつ現象である。色素胞内の色素顆粒(かりゆう)の凝集・拡散運動によって生じる迅速な生理学的体色変化と,色素の量あるいは色素細胞数の増減による比較的ゆっくりとした経過をたどる形態学的体色変化に区別できる。たとえば,隠蔽色のうち,被食者のいわゆる保護色では,背地の色あるいは紋様に適応する速い生理学的変化の例が多く知られている。

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大辞林 第三版の解説

たいしょくへんか【体色変化】

動物の体色が変化する現象。特に能動的・規則的な現象である保護色・婚姻色などをいう。

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