世界大百科事典(旧版)内のMicrocitrusの言及
【かんきつ類(柑橘類)】より
…かんきつ類の祖先と考えられているシトロプシス属Citropsisはアフリカ大陸にのみ分布している。また,インド大陸にはパペダ類のようなかんきつ類の原始型が分布しているが,オーストラリアにはミカン属,キンカン属,カラタチ属は原生せず,近縁のミクロシトラス属Microcitrus,エレモシトラス属Eremocitrusが分布している。現在の主要かんきつ類であるライム,ブンタン,レモン,シトロン,スイートオレンジ(以下オレンジ),ダイダイ(サワーオレンジ),ポンカンなどはインド北東部のアッサムを中心とする地域からブラフマプトラ川流域で,またカラタチやユズは長江(揚子江)上流地域で,キンカンは東南アジアから中国南部で生じたと考えられている。…
※「Microcitrus」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」