世界大百科事典(旧版)内のMishnahの言及
【タルムード】より
…事実,タルムードの本文には,ミシュナの各節と,それに関する学者たちの議論と解釈を記録したゲマラGemara(アラム語で原意は〈完結〉)が交互に配置されている。 一方,ミシュナMishnah(原意は〈繰返し〉,転じて〈学習〉)は,前2世紀ごろから約400年間,律法学者によって学習,展開されてきた口伝律法の集成である。その起源は,前5世紀中葉に,バビロニアからエルサレムに〈モーセの律法〉をたずさえて来て,公衆の面前で朗読,解説したエズラにさかのぼる(《ネヘミヤ記》8章参照)。…
※「Mishnah」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」