世界大百科事典(旧版)内のMoravskáBránaの言及
【シロンスク】より
… 地形的には,南はズデーテン山地とベスキド山地を境とし,東はクラクフ・チェンストホバ高地によってガリツィア地方に接する。オーデル川上流はズデーテン山地を横切り,〈モラビア門〉Moravská Bránaをなしている。モラビア門は古くからヨーロッパ南北を結ぶ通商路で交通上の要衝である。…
【モラビア】より
…主要民族はモラビア方言を話すチェコ人。ドナウ川の支流モラバ川と,そこに注ぐ大小河川流域に広がる地帯で,北西のボヘミア・モラビア高地でボヘミアと,南東に延びる小カルパチ山脈,ビエレ・カルパチ山脈,ヤボルニーキ山脈でスロバキアと分断されるが,南北に開かれ,モラバ川とオドラ川の河谷のつくるいわゆる〈モラビア門Moravská brána〉を通って古来南のアドリア海,オーストリアと,北のポーランド,バルト海とを結ぶ通商路が開かれていた。 工業はモラバ川とオドラ川流域に集中し,北部で豊富に産する石炭と鉄鉱石を原料とする鉄鋼業がオストラバを中心に発達し,生産量ではチェコ第一を誇っている。…
※「MoravskáBrána」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」